しなやかなチームと笑顔を生み出す力を学ぶ

介護現場に活かす!「エフェクチュエーション」実践研修会

近畿老人福祉施設協議会 職員研修会 開催のご案内

 

介護現場の皆さまへ

近畿老人福祉施設協議会
会   長    堤 洋 三
研修委員長 樋口 昌徳
≪公印略≫

 

 平素は本会事業推進に格別のご高配を賜り深謝申しあげます。
 さて、介護現場では、慢性的な人材不足に加え、働き手や価値観の多様化、世代間ギャップによるミスコミュニケーションも増え、リーダー層には多くの業務が集中し、さらに、日々、予定外の出来事や変化への対応が求められます。
 そんな中、「どうすればもっと柔軟に、前向きにチームを動かせるのか?」と感じていませんか?
 今回の研修では、注目の思考法 「エフェクチュエーション(Effectuation)」 のエッセンスを、介護の現場で実践できる形で学びます。
 これは、起業家やリーダーが不確実な状況でも成果を出すために使う“行動の考え方”です。言い換えれば、「ないものを嘆くより、いまあるものから始める」思考法。
 介護の現場でも、変化や予測できないことの中で動く私たちにぴったりの考え方です。

 たとえば――

 「まずは今ある資源でできることから始める」
 「失敗しても大丈夫な範囲でチャレンジする」
 「周囲の協力を得ながら一歩ずつ形にしていく」
 といった、現場でもすぐに活かせる発想が満載です。

 つきましては、ご多用の折とは存じますが、ぜひお誘いあわせのうえご参加くださいますようお願い申しあげます。

1.日 時 令和7年12月19日(金)13:30~17:00

2.会 場 大阪社会福祉指導センター 4階 研修室1(大阪市中央区中寺1-1-54) 
      Osaka Metro 谷町線「谷町六丁目」駅 4号出口から徒歩10分

3.講 師 株式会社スナックレモネード 代表取締役社長 谷口 千鶴 氏

4.内 容 谷口氏によるご講演「エフェクチュエーションとは何か」「5つの原則について」ほか

     「エフェクチュエーション」を活用したワークショップ
      (ワークショップでは、個人やグループで、エフェクチュエーション5原則のうちの
      「手中の鳥」と「許容可能な損失」を体験的に学びます)

5.対象者 会員施設の管理者や生活相談員、ユニットリーダーなど

6.参加費 1名あたり 会員施設:2,500円(税込)、非会員施設:4,000円(税込)
      ※申込完了後、後日メールにて振込先をお知らせします。

7.定 員 40名 ※先着順/定員に達し次第締め切らせていただきます。

  なお、全体の参加人数次第で、施設ごとの参加人数を調整(制限)させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

8.申込み 本Webサイトの「お申込」から、12月5日(金)までにお申し込みください。

9 事務局

 近畿老人福祉施設協議会 事務局(担当:渡邉、青木)/大阪府社会福祉協議会 施設福祉部内
 【TEL】06-6762-9001 【FAX】06-6768-2426

 

講師のプロフィール

谷口 千鶴 氏(たにぐち ちづる)
株式会社スナックレモネード 代表取締役社長
岡山理科大学 非常勤講師  ギャラップ認定ストレングスコーチ

関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科にてMBA(経営管理修士)を取得。専攻はマーケティング。
在学中には、国内で唯一のエフェクチュエーション専門授業「イノベーション実践」を修了し、“行動から未来をつくる”思考法を学ぶ。

現在は、ストレングスファインダー®を活用した人材育成やチームづくりの支援、地域や企業の「強みをいかす場づくり」に取り組んでいる。
また、MBAホルダーを中心にした学びと実践の場「スナックレモネード」では、広報として人がつながるきっかけづくりを担っている。

“人の想いが混ざり合うと、未来はもっと面白くなる”をモットーに、肩の力を抜いて学び合える時間を大切にしている。

 

エフェクチュエーション5つの原則

① 手中の鳥(Bird in Hand)
「いま手の中にあるもので始めよう」
できない理由より、「いまある資源」に目を向ける発想。
たとえば「人手が足りない」ときでも、「○○さんの得意なことを活かせないか」「この時間帯だけ協力できる人はいないか」と考える。
“完璧な準備”より、“いまある力”を組み合わせて動き出すことが大切です。

② 許容可能な損失(Affordable Loss)
「失敗しても大丈夫な範囲でやってみよう」
「絶対に成功させなきゃ」と思うと動けなくなります。
「もしうまくいかなくても、このくらいなら大丈夫」と思える範囲で、小さく試す。
たとえば、「新しいレクリエーションを1回だけ試してみる」「5分間だけ取り入れてみる」など、リスクを小さくして一歩踏み出すことです。

③ クレイジーキルト(Crazy Quilt)
「仲間をどんどん巻き込もう」
“つぎはぎのキルト”のように、いろんな人の力を合わせること。
職員さん同士だけでなく、利用者さん、ご家族、地域の方、ボランティアなど、「一緒にやってみたい人」を巻き込むことで、思いがけないアイデアや助け合いが生まれます。

④ レモネード(Lemonade)
「トラブルや失敗をチャンスに変えよう」
「予定通りにいかない」ことは介護の現場では日常茶飯事。
でも、レモン(=困ったこと)があっても、それをレモネード(=新しい工夫)に変えることができます。
たとえば、予定していた外出行事が雨で中止になっても、「じゃあ、施設の中で“雨の日カフェ”をしよう!」と切り替える柔軟さです。

⑤ 飛行機のパイロット(Pilot in the Plane)
「未来は自分たちの行動でつくれる」
未来は“待つ”ものではなく、“つくる”もの。
「どうせ変わらない」と諦めるのではなく、「自分たちが動けば、少しずつ変えられる」と考えて行動する。
利用者さんの笑顔を増やしたい、職場の雰囲気を良くしたい――その思いが、未来の方向を決めていきます。

介護の現場は、まさに「予測不能」の連続。
だからこそ、エフェクチュエーションのように、いまあるもので、できることから始めよう。
小さく動いて、仲間とつながって、変化を楽しもう。
そんな姿勢が、チームをしなやかにし、笑顔を生む原動力になります。

お申込み

申込種別 残数 お申込
エフェクチュエーション実践研修会 37件 申込

開催日程

開催日
2025/12/19 13:00 〜 17:00
申込み受付期間
2025/10/07 09:00 〜 2025/12/05 23:30

主催者情報

主催者名
近畿老人福祉施設協議会 事務局
担当者
渡邉、青木
連絡先(TEL)
06-6762-9001
連絡先(メール)
kinroukyo@osakafusyakyo.or.jp

文書管理:大社福施発第496号 令和7年10月16日

会場情報

会場名
大阪社会福祉指導センター 4階 研修室1
会場連絡先
06-6762-9471
会場住所
大阪市中央区中寺1-1-54
地図情報