令和7年度 老人施設部会 特養分科会研修会
「介護の本質的な"捉え方”を変え、プレイヤー育成と介護の価値を高める方法」
~目の前の高齢者を輝かせて、自分も輝く~
社会福祉法人 大阪府社会福祉協議会
老人施設部会長 西島 善久
特養分科会長 辻 晋弥
日頃から、本会事業の推進に格別のご協力を賜り深謝申しあげます。
さて、老人施設部会 特養分科会では、「介護3.0」を提唱し、介護現場に入って実践的なコンサルティングを行っている、株式会社STAY GOLD company 代表取締役 横木 淳平 氏を講師に迎えた、研修会を開催することといたしました。
慢性的な人材不足に加え、職員の多様化やリーダー層の中途退職、入居者の重度化などにより、ケアの質を高めることや部下の指導、職員のモチベーション維持が困難な状況が生まれ、介護の魅力が失われつつあります。
そこで、介護の本質的な”捉え方”を変え、プレイヤー育成と介護の価値を高める方法を学び、職員のモチベーションを上げるだけでなく、介護業界全体のイメージアップに寄与することを目的に、集合形式での学び合う研修会を開催いたします。
つきましては、ご多忙とは存じますが、ぜひ当研修会にご参加をいただきますようご案内させていただきます。
記
1 日 時 令和7年9月17日(水)14:00~16:50(13:30~受付開始)
2 会 場 たかつガーデン 2階 コスモス(大阪市天王寺区東高津町7-11)
3 定 員 50名 ※定員に達ししだい締め切ります
4 対 象 特別養護老人ホーム等の入所施設の施設長・管理者
5 参加費 無料
6 申 込 本Webサイトの「お申込」から、9月10日(水)までにお申し込みください。
7 内 容 「介護3.0」とは *講師の著書『介護3.0』(2021年5月 内外出版社)より抜粋
・介護1.0=無償の介護(オムツ交換、食事介助、着替えなど)「面倒をみる」「お世話をする」
・介護2.0=職場環境や人材不足等の課題を介護テクノロジーにより解決を図る(介護DX)
・介護3.0=「本人にとって納得のいく介護になっているか」「その人らしい生活は維持できているか」
・・・圧倒的な個別ケア→自己実現
(介護1.0と介護3.0との比較)
介護1.0 | 介護3.0 | |
寝返り | 体位変換 | 自立・自律 |
排 泄 | オムツ処理 | プライド |
食 事 | 治療 | コミュニケーション |
入 浴 | 保清 | リラックス |
レクリエーション | 余暇活動 | 生きがい |
8 講師紹介
◎横木 淳平 氏(株式会社STAY GOLD company 代表取締役)
介護クリエイター。栃木県下野市。1983年茨城県生まれ。栃木県小山市の中央福祉医療専門学校を卒業後、2003年茨城県の老人保健施設に就職。2007年、25歳で介護長に就任。2015年、小山市の社会福祉法人丹緑会が母体の介護付有料老人ホーム「新」を立ち上げから携わり、施設長に就任。「その人らしい生活」「施設への出入り自由」など本質的な捉え方を軸にした独自の介護論などを実践してきた。2019年4月、「介護3.0」と命名。2021年起業し、現職。介護アドバイザー、コンサルタント、全国各地での講演会、セミナー、SNSでの発信などを展開し、業界確認に挑んでいる。
介護のニュースタンダード「介護3.0」https://kaigo3.net/
9 推薦者(四天王寺悲田院特別養護老人ホーム 施設長 氏家 幹夫 氏)
新型コロナウイルス感染症の第6波(2022年1月~3月)が大阪でも猛威を振るい、どの医療機関も感染者の受入れができない状況のなか、職員もどんどん感染していき、必要最低限のケアしか提供できないという時に、横木先生と出会いました。 どうすれば感染を防げるのか、何がスタンダードなのかが分からないなか、豊富な知見をもとに的確な感染対策の助言をいただき、また介護現場を誰よりも熱く思う姿勢から、職員一人ひとりを励まし、肯定し、勇気づけてくれました。 クラスター後の、いろんな部分が痛んだ現場をどう立て直すか、先を見据えることの大切さも教えてくださいました。 ちょうどそのころ、法人内では“介護の魅力を再発見し、職員に伝達する研修をどう確立するか”について検討しており、その外部講師にぜひ!と横木先生を招聘したところ、ご多忙にもかかわらずご快諾いただきました。 その研修も今年で4年目を迎えます。「介護の価値」、「個別支援の在り方」など本質的な考え方について、深い洞察と実践にもとづいたお話はストンと腹落ちし、心から“なるほど!”と感動します。また、その認識を共有したうえで行う介護技術講習や施設現場のラウンドを通じた、その現場でまさに“いま”起こっている問題を話し合う介護アドバイスは、介護がいかにクリエイティブで素晴らしい仕事なのかに気づける内容になっており、受講した職員が介護をますます好きになっています。 |
※当日は講演の様子を動画撮影させていただきます。あらかじめ、ご了承ください。
10 事務局
大阪府社会福祉協議会 老人施設部会(担当:青木・渡邊)
TEL)06-6762-9001
申込種別 | 残数 | お申込 |
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介護の本質的な"捉え方”を変え、プレイヤー育成と介護の価値を高める方法(集合開催) | 44件 | 申込 |
文書管理:大社福施発第315号 令和7年7月24日