老人施設部会 令和6年度「社会福祉法人における理念浸透研修」の開催について
~理念を正しく活用して現場を変える~
社会福祉法人 大阪府社会福祉協議会
老人施設部会長 西田 孝司
福祉介護人材対策プロジェクト幹事長 神野 享士
日頃から、本会事業の推進に格別のご協力を賜り深謝申しあげます。
さて、高齢者介護施設において理念経営が行われ、職員が定着し、質の高い支援を行っていけるようにするために、まずは法人(施設)において職員全員に理念を浸透させることが必要です。
しかし、高齢者福祉施設における理念の浸透策については定まった方法はありません。
そこで、今回、1年間にわたる「理念浸透研修」として、法人(施設)の管理クラス職員のみなさんを対象に、関西大学の種橋教授が発案した理念浸透プログラムを実施し、みなさんの認識や行動の変化、研修を通した学びなどを確認することによって、どの法人(施設)でも活用できる有効な研修プログラムの構築を目指します。
さらに、参加者同士の学び合いにより、横の関係づくりに寄与することを目的に、下記のとおり研修会を開催いたします。
つきましては、ご多忙とは存じますが、当該職員の皆様に是非ご参加をいただきますようご案内させていただきます。
記
1 日 時 1日目:令和6年5月24日(金)15時30分~17時00分
2日目:令和6年 7月19日(金)15時30分~17時00分
3日目:令和6年 9月20日(金)15時30分~17時00分
4日目:令和6年11月22日(金)15時30分~17時00分
5日目:令和7年 1月24日(金)15時30分~17時00分
6日目:令和7年 3月21日(金)15時30分~17時00分
※全日程に参加いただくことが原則です(欠席の回は録画受講も可)。
※各回、終了後に懇親会を開催します(任意参加)。
2 会 場 大阪府社会福祉会館または大阪社会福祉指導センター(最寄駅「谷町6丁目」駅)
日程 |
内 容 |
開催会場 |
5/24(金) |
Step1:「ケア」とは何か理解する |
大阪府社会福祉会館502 |
7/19(金) |
Step2:理念経営のすすめ |
大阪府社会福祉会館502 |
9/20(金) |
Step3:理念を浸透させる方法(1) |
大阪府社会福祉会館502 |
11/22(金) |
Step4:理念を浸透させる方法(2) |
大阪社会福祉指導センター2階 |
1/24(金) |
Step5:課題を共有する |
大阪社会福祉指導センター2階 |
3/21(金) |
Step6:実践を振り返り、今後につなげる |
大阪社会福祉指導センター2階 |
本研修は関西大学 種橋教授の「社会福祉法人における理念浸透研修の構築」研究の一環として実施させていただきます。
(科研費基盤研究(C)21K01987)。
■種橋先生からのお願い
研修を通じたみなさんの認識の変化や組織の変化及び研修プログラムの内容の効果(妥当性)を明らかにし、どの高齢者介護施設でも実施できる理念研修プログラムを構築したいと考えています。
毎回研修に当たって、事前シート(事前に研修内容について考えたことを記載したメモ)、振り返りシート(感想と学び)の記入をお願いします。これらのシートは回収させていただき、コピーして返却させていただきます。また、Step4 以降で実施する取り組みの報告も提出していただきます。
さらに、毎回、30分程度の講義の後は、演習として、グループでのディスカッションを行います。その際にディスカッション内容を録音させてください。これらの事前シートと振り返りシート、ディスカッション内容、取り組み報告を、分析の対象とさせていただきます。
初回研修時に、研究目的や研究における倫理的配慮について説明いたします。研究参加にご同意いただける場合は、同意書の記入をお願いします。
参加者のみなさんと効果的な研修プログラムを構築していきたいと考えておりますので、是非とも研修にご参加いただき、研究の参加者としてもご協力お願い申しあげます。
◎関西大学 人間健康学部 教授 種橋 征子 氏
同志社大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了博士(社会福祉学)。
社会福祉法人 聖徳会 地域支援事業部副部長や、長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科専任講師
を経て現職。
(専門分野) 高齢者福祉 介護福祉 福祉経営論 ソーシャルワーク
(研究テーマ)介護福祉施設における理念浸透、「ケア」の概念についての研修方法開発
(所属学会) 日本社会福祉学会、日本介護福祉学会、日本ソーシャルワーク学会、同志社社会福祉学会、日本社会福祉士会、日本介護福祉士会
【関西大学 学術情報システム】
文書管理:大社福施発第2号 令和6年4月1日