※開催日変更しております。
令和3年度 老人施設部会 トップマネジメントセミナーの開催について(オンライン研修)
~トップの世代交代はなぜ上手く進まないのか~
社会福祉法人 大阪府社会福祉協議会
老人施設部会長 西田 孝司
研修委員長 山本 智光
日頃から、本会事業の推進に格別のご協力を賜り深謝申しあげます。
本年度の階層別研修は「職員の定着・育成」を共通テーマとし、経営者(理事長・施設長)・管理職・リーダー・中堅職員と切れ目なくプログラムを提供することになっております。
日本企業の97%がファミリービジネス(創業家が何らかの形で経営の意思決定に影響を及ぼす事業体)と言われ、後継者不足や世代交代がスムーズに進まないなど、後継ぎ問題が日本全体の大きな課題となっています。私たち社会福祉法人の多くもファミリービジネス形態をとっており、創業家による世襲制をとることが一般的ですが、世代交代が思うように進まないといった事例は少なくありません。近年、世間の注目を集めた大塚家具のような事例も、決して「対岸の火事」ではなく、「他山の石」として捉えるべき学びが多くあります。
本来、ファミリービジネスの事業承継には、「家族の継承」「資産の継承」「経営の継承」という3つの視点が必要となり、それらを踏まえた対策を事前にとっておく必要があります。そこで、本年度のトップマネジメントセミナーでは、「トップの世代交代」をテーマに講義・事例発表から、いま社会福祉法人としてあるべきトップの姿を考える機会としたいと思い、企画いたしました。世代交代のタイミングをむかえている、現経営者、後継者、ノンファミリー幹部(番頭)それぞれの立場から受けていただきたい内容となっています。
つきましては、ご多忙とは存じますが、是非当セミナーにご参加をいただきますようご案内させていただきます。
記
1 日 時 令和 4年 3月30日(水)13:30~16:30
2 定 員 50名 ※定員に達ししだい締め切ります
3 対 象 理事長、後継者候補、側近幹部(番頭)
4 参加費 会員施設:3,000円/名 非会員施設:5,000円/名
※随時、受講決定通知・請求書をメールにてお送りいたします。
5 申 込 部会ホームページから、3/27(日)までにお申し込みください。
6 内容
(1)講演
・世代交代が上手く進まない理由
・ファミリービジネスの強みと課題
・世代交代は組織イノベーションのタイミング
・トップと後継者が果たすべき役割
・側近幹部(番頭)が果たすべき役割
(2)事例発表
(3)意見交換
【講師紹介】
◎渥美 崇史氏(株式会社ピュアテラックス 代表取締役)
静岡県浜松市生まれ。大学卒業後、新卒でヘルスケアへのコンサティングを専門とした日本経営グループに入社。20代後半まで人事コンサルティングのキャリアを積み、その後、マネジメントスクールの新規事業を立ち上げ30,000人以上のマネジャーの成長を支援する事業に育てる。30代前半に「学習する組織」「U理論」をベースとした組織開発を始める。マネジャー、シニアマネジャーを経験し、35歳で独立。2018年、個と組織の成長・発達を支援する株式会社ピュアテラックスを設立。現在は、新しい時代に適応した組織マネジメント・リーダーシップへのシフトやファミリービジネスの世代交代の支援に力を入れている。FBAAファミリービジネスアドバイザー資格認定証保持者
【事例報告者】
◎辻 光治氏(社会福祉法人ラポール会 理事長)
大阪府大狭山市生まれ。大学卒業後、新卒でクボタ農業機械の機械設計業務を9年務めたのち、社会福祉法人光久福祉会池尻保育園の事務長として、7年勤務する。平成3年社会福祉法人ラポール会を設立し、理事として特別養護老人ホームくみのき苑施設長に22年勤務し、平成26年3月より同法人の理事長に就任、現在に至る。
◎辻 光一朗氏(社会福祉法人ラポール会 副理事長)
大阪府大阪狭山市生まれ、現在44歳。専門学校(作業療法)卒後、新卒で精神科病院リハ科に入職、25歳で結婚、26歳まで4年間勤務。平成17年27歳で社会福祉法人ラポール会に入職し、グループホーム・デイサービスで介護職として勤務後、同施設の管理者となる。平成20年、新設のデイサービス、小規模多機能ホーム、居宅介護支援事業所の開設から携わり、管理者として勤務する。平成23年、33歳の時に特養の開設、施設長として勤務するが、平成27年37歳の時に事業継承のストレスから自律神経失調症にて退職。退職後は1年療養の後、中古車販売業を開業、また、訪問歯科にて医療法人を開設する。平成31年に社会福祉法人ラポール会副理事長、特養施設長として復帰後、令和2年より本部長として本部勤務となる。ただいま、事業継承に奮闘中。
◎中屋 和洋氏(社会福祉法人ラポール会 副理事長)
大阪府堺市育ち、現在50歳。関西社会福祉専門学校(介護福祉士)卒業後、学童保育に勤務。平成4年3月に特別養護老人ホームくみのき苑にオープニングスタッフ介護職員として入職。特養介護、ディサービス、相談員、在宅介護支援センター、在宅サービス供給ステーションのキャリアを積み、その時に社会福祉士の必要性を痛感し、社会福祉士を取得する。その後、介護支援専門員取得、居宅介護支援専門員を務める。平成13年より介護老人保健施設の事務長に就任、2施設を統括し、12年キャリアを積む。その後、特別養護老人ホーム2施設での施設長の経験を経て、令和2年副理事長に就任。現在は堺地区のエリアマネージャーを務める。
7. その他 オンライン研修のため、参加者の皆様には下記の準備が必要になります。
・パソコン ※参加者1名につき1台
・インターネット環境(可能であれば有線LAN)
・研修受講に適した環境
(個室や会議室など可能な限り受講者以外の声が入らない環境)
文書管理:大社福施発第750号 令和4年1月18日