社会福祉法人 大阪府社会福祉協議会
会長 小西 禎一
1.趣旨
障害者差別解消法が施行されたのが平成28年4月。同時に大阪府は大阪府障がい者差別解消条例を施行し、不当な差別的取扱いや望ましい合理的配慮について具体例をとりまとめたガイドラインの策定、差別の解消に向けた啓発事業、相談体制の整備など、障がい者施策を積極的に取り組んでいます。
一方で、当事者団体や民生委員、社会福祉施設等は、これまでも地域を基盤として共に生きる社会の実現に向けて取り組んできました。
法整備がされた今、障がいのあるなしにかかわらず、誰もが地域であたりまえに暮らすことのできる社会の実現をめざし、障がい者の自立をはばむ社会的な障壁を取り除いていくことが、より一層求められています。
このフォーラムでは、合理的配慮について理解を深めるとともに、“地域”という視点から、多様性に基づいた共生社会の実現について事例を通じて考えます。
2.主催 大阪府社会福祉協議会 障害者福祉部会
大阪府社会福祉施設人権活動推進協議会
3.日時 平成30年12月11日(火) 14:00~16:30
4.会場 大阪社会福祉指導センター 5階 ホール
5.定員 120名
6.参加費 無料
7.参加対象 社会福祉施設、社会福祉協議会、民生委員・児童委員、福祉団体など、障がい福祉に携わる関係者など、ご関心のある方ならどなたでも
8.申込締切 11月30日(木) ※先着順で定員になり次第締切ります。
9.プログラム
14:00 開会
14:05 【第1部:講演】障がい者差別解消に関する大阪府の取組みについて
大阪府の条例やガイドラインの理念、制定の経緯、概要をおさえるとともに、不当な差別的取扱いと合理的配慮の提供の解釈の整理など、具体例をまじえながら障がいを理由とする差別の解消について理解を深めます。
講師 大阪府福祉部障がい福祉室障がい福祉企画課 課長 武矢 幸信 氏
14:45 休憩
15:00 【第2部:パネルディスカッション】地域であたりまえに暮らすということ
地域で障がい者の暮らしを支えること、また障がい者の自立を支える差別解消に向けた取組みが、府内各地で取り組まれています。福祉団体、小地域福祉活動、社会福祉施設のそれぞれの事例を通して、私たちが今からできること、そしてこれから求められる役割について考えます。
□事例提供者
▶みんなでつくる学校とれぶりんかの取組み
みんなでつくる学校とれぶりんか 代表 中川 雄二 氏
▶ 共生型サロン・コミュニティカフェ「ふれあい喫茶」の取り組み
岬町深日地区福祉委員会 委員長 河野 知男 氏
岬町社会福祉協議会 コミュニティワーカー 西田 方哉 氏
▶ 社会福祉法人(障がい者事業所)の地域での取組み
社会福祉法人 讃良福祉会 常務理事
ワークセンター小路 管理者 久澤 貢 氏
□コーディネーター
特定非営利活動法人 地域支援センターくまとりロンド 理事長
元大阪体育大学健康福祉学部 教授 大谷 悟 氏
16:30 閉会